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SPOT:2024.01.12

筆初心者も楽しく書家体験!

今回は、ローカルツーリズム「特別編!」

子供の頃、書初めで体験したことがある方も、初めて筆を持つ方も、書家になったつもりでどなたも楽しめる体験、題して「its 書 time.チョコ筆ッつ!」

登録有形文化財「河原田家」を贅沢に貸切、書家「せいれん先生」にご指導いただき

うん十年ぶりの筆体験です。

登録有形文化財「河原田家」の門をくぐって玄関までのアプローチも素敵、玄関を開けましたらせいれん先生の書がお出迎えくださいました。趣のある階段を2階へ上がるとレトロなガラスサッシがパノラマで絶景!

書の体験で癒される前に、景色と空間に癒されました。

今回、使用した道具はこちら!

水差しがなんともかわいい。東海は鈴鹿墨(三重県)が有名ですね!

今回は松煙墨(しょうえんぼく)、松の枝を燃やしたすすを練って作られた墨を使いました。香りよし、浄化作用もあるそうです。

硯に水差しで水を注ぎ、円を描くように墨を磨ります。硯のくぼみの所が「海」墨をする所が「陸」と言うそうです。墨を磨り始めた瞬間から、墨のいい香りが立ち、墨を磨る音色とでマイナスイオンを浴びている感じです。

時間をかけて磨る贅沢を感じながら、どんな言葉を描こうか考える時間でもあります。

河原田家の紅葉を楽しみに出かけたら素敵なご縁をいただきましたので、「紅葉がつないだ縁」を描く事に決めました。

書家「せいれん先生」に手ほどきをいただいて、練習を重ねていくうちに上達していくから面白い!      なんだか書家になった気分!

楷書・行書・草書の順で文字がくずれていきます。草書はもはや読めない! ちなみに以下の文字は楷書の「空」を草書の「空」にしたら・・・

うん。。。もはや読めない。漢字は奥が深いですね。

そして、筆の使い方で文字に生命が宿る。

例えば「渇筆(かっぴつ)」は、やや乾いた筆を紙に擦り付けるようにして書く、かすれが生きな技法。「潤筆(じゅんぴつ)」は、その反対でたっぷり墨を含ませて書く、墨をにじませるように書く技法などを使い漢字や言葉の持つ意味や風情を描く事が出来ます。

そして完成したのがこちら!!

名前の下に印泥(いんでい)※赤のはんこ を押してもらって、本当に私が描いた「書」なのかしら!? 驚きです!

この印泥は「養怗漠(ようてんばく)」※心静かで欲少なき徳を養い保つ、という意。

癒しと満足が得られる「書」の体験でございました!!

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