音色oto-iro~水琴の音色と共に~ 2023年12月18日(月)ー2024年1月13日(土)
THE TOWER HOTEL NAGOYA 4F L101 (ギャラリー)
11:00-17:00(入場無料)
「音 色 / OTO IRO」―水琴と美濃友禅の共鳴―
大橋智夫(音・環境プロデューサー)
河村尚江(美濃友禅 染色家)
この度、THE TOWER HOTEL NAGOYAギャラリースペース”on hold”(所在地:愛知県名古屋市中区)におきまして、水琴窟の第一人者「大橋智夫氏(音環境プロヂューサー)」、美濃友禅染色家「河村尚江氏」による初のコラボレーション展「音色/oto-iro」をを開催いたします。
ビッグバンにより宇宙が生まれ、生命体が生まれたと言います。その生命体の一つである人には、連綿とした宇宙の記憶が刻まれています。人はその記憶の片隅から、芸術というものを生み出しているのかも知れません。その表現方法として音や色があるのでしょう。
はるかなる宇宙からの波動に共鳴する音は、水琴(みずごと)が奏でているように思えます。深遠なる宇宙が生み出す色のかけらは、美濃友禅の絹の上に散りばめられているように思えます。
水琴(みずごと)は、水琴窟をルーツにもち、したたり落ちる水滴の音が、森の超高周波を再現します。大橋智夫氏により京都で開発されました。方円の響きと呼ばれる透明感あふれる水琴の音に包まれると、心が洗われ時空を超えた体感が得られるでしょう。
美濃友禅は、街道の十字路である美濃の地で、河村尚江氏が伝統的染色技法に独自の色彩と文様による抽象表現を取り入れることで誕生した染色表現です。
自然界、音や宇宙などからインスピレーションを得た躍動的な色のグラデーションと文様で絹を染め上げます。重なり合う色から生まれる光の色は、柔らかく空間を満たします。
二人の作家が作り出す初のコラボレーション展は、ザ・タワーホテルのギャラリーを悠久の宇宙を感じさせる空間に変えることでしょう。水琴の妙なる「音」の波動と、絹の放つ「色」の波動が共鳴する清らかな森羅万象の世界へようこそ。